2022年12月13日に更新しています。
銭湯や温泉に入るのが好きな人なら一度は仕事として考えたことはありませんか?
私も銭湯や温泉が好きです。
好きなことで仕事をしたいと考えたことがありました。
強い憧れやラクそうだと思って銭湯や温泉施設で働きたいと思っている人はいませんか?
しかし実際に銭湯や温泉施設で働くと地味でかなりしんどいです。

スーパー銭湯でアルバイトとして勤務。
10年以上前で景気が悪かったときの勤務状況なので、今ではかなり違うかもしれません。
【基本業務】
施設内・浴場内の清掃、店内の巡回、ゴミ捨てなど。
【勤務体系】
平日:入れ替えだったので基本一人作業。
土日祝:2~3人で脱衣所・浴場と分かれて待機。
【実際に勤務した感想】
手を抜くスタッフが必ずいるためマジメな人がバカを見る仕事です。
しかし丁寧に清掃をしているとお客さんから「いつもきれいにしてくれてありがとう」という声かけをいただきます。
当時、私がスーパー銭湯で勤務したことを紹介しています。
もし、スーパー銭湯や温泉施設で働くと地味で決してラクではない仕事だと理解してもらえると思っています。
あえてデメリットを挙げていますが、それを覚悟できれば楽しい職場になるかもしれません!
軽い氣持ちで銭湯や温泉施設で働く人に向けて私がおすすめしない理由を挙げてきます。

スーパー銭湯のバイトをおすすめしない理由とは何か?4選
スーパー銭湯でアルバイト勤務は生真面目な人だとおすすめしない!
私はスーパー銭湯で勤務した経験があって一言で言うとおすすめしないです。
なぜなら、銭湯での仕事は基本1人で作業することが多いので、何をするのにも自己判断になるからです。
私が勤務していたスーパー銭湯では決まった時間にこの作業をすることがありませんでした。
真面目な人と不真面目な人との差が激しい職場で真面目な人が割に合わなくなっていきます。
他店舗の銭湯では、作業時間が決まっているかもしれませんが…。
- スーパー銭湯での基本業務が地味で暇
- 余裕な時間や人がいないとできない作業
- 銭湯でアルバイトをするなら生真面目な人はキツい
- スーパー銭湯の勤務で良かった点
スーパー銭湯での基本業務が地味で暇
では、スーパー銭湯での基本業務について解説させたいただきます。
端的に言うと簡単作業なので地味で時間がたたないので暇です。

- ロッカーの確認
- 各浴室のお湯が入っているかの確認
- ござを敷き詰める
- 異変がないか見回り
開店前にやることは異変がないか確認をして回ります。
ロッカーの確認、各浴室にお湯が入っているか、露天風呂にあるござを引く。
その後、朝礼をして開店準備が終わります。
- 見回り業務
- 脱衣所・浴場周りの清掃
- ごみ捨て
- 消耗品の補充
- サウナのマット交換
- 水質チェック
- 照明・かがり火を付ける
見回り業務
スーパー銭湯の館内全域に見回りをしていきます。
脱衣所、トイレ、浴場、サウナ、露天風呂や露天風呂にあるトイレがあります。

脱衣所・浴場の清掃
- 洗面所周りの拭き掃除
- 脱衣所のモップ掃除
- 浴場・露天のぬめり取り
洗面所は水を使うので頻繁に拭き掃除をすることになります。
またドライヤーで髪の毛を乾かすために抜け毛もよく落ちているのでゴミ箱へポイします。
脱衣所の床には濡れているのと髪の毛がよく落ちているからモップ掛けも頻繁にやります。
定期的に清掃をしていないと注意をされることがあります…。
洗い場には鏡・桶・イスやカラン(=水・お湯が出るところ)といった場所を清掃します。
シャンプーを使って掃除してピカピカにしていきます。

ピカピカしたあとの洗い場はなんてきれいなことか!
と思いつつ次々に掃除をします。
ただ洗った後にすぐに使う人を見て「イラっと」するけどガマン・ガマン…。
脱衣所から浴場に入る出入口には、かけ湯があってそこが特にぬめりがあるためブラシでぬめりを取ります。
露天風呂はお客さんが使ったイスや桶の所定の位置に戻す。
夏場の露天風呂の地面は、足が火傷するぐらい高温になるのでスプリンターを作動させて常に床が濡れた状態する。
浴場から露天風呂の出入口に小さな階段があってそこにぬめりがあるため、ブラシでゴシゴシしていきます。

ごみ捨て
ごみ箱もいっぱいにならない限りはすぐに回収することはありません。
平日ならごみ箱が溜めればごみ捨てをする。
ただ土・日・祝日といった日にはすぐにごみ箱がいっぱいになるので、その度にごみ捨てをします。
消耗品の補充
トイレットペーパーはときどきチェックしながら、なくなったときに補充します。
平日は時々でしたが、土・日・祝日は減りが早いため頻繁にシャンプー・リンスの補充をすることになります。
営業時間内ではシャンプー・リンスの補充は、あかすり担当の人たちが休憩する場所でやっていました。
なので客の目を気にせず唯一の憩いの場所でした!
あかすり担当の人たちは韓国人のおばちゃんたちで休憩時間に合うとキムチ持参のごはんだったので異様なキムチ臭が漂っていました。

サウナマットの交換
2時間ぐらいを目途にサウナマットの交換していきます。
その日の来客数によるので、一概には言えませんが交換の目安にしていました。
サウナマットの交換はかなり熱くて熱中症になりやすいので、必ず交換後は水分補給をしていました。
水質チェック
バイトが確認するのは、主に風呂の温度ぐらいです。
照明・かがり火を付ける
暗くなる前に露天風呂の電気や脱衣所の電気をつけていきます。
勤務先だったスーパー銭湯には、日曜日に和風とバリ風が入れ替わるシステムになっていました。
バリ風には、かがり火をたいてバリをイメージさせる雰囲気づくりをしていたため暗くなる前に火をつけます。
大浴場・水風呂・露天風呂や足湯のお湯をすくって水質チェックをします。
水質用の容器を入れたらボイラー室で担当の方に渡します。

余裕な時間や人がいないとできない作業
- フロントの床掃除
- 自販機のごみ回収
- 露天風呂の雨よけテントの設置
- サウナマットの洗濯
フロントの床掃除
基本的な配置はお客さんがいる脱衣所、浴場と露天風呂です。
フロント周りには、フロントスタッフがいるのでほとんど寄ることがありません。
しかし暇なときにはモップ掛けと自動販売機のごみを回収をします。
ただ余裕な人員がいるときと暇なときにしかできません。
露天風呂の雨よけテントの設置
露天風呂の奥のほうにござを敷いた横になれる場所があります。
露天風呂の場所に雨や雪が降ると寒くなるので雨よけの屋根を張っていきます。
くるくると回すだけで簡単に雨除けの屋根が出てくれます。

サウナマットの洗濯
交換したサウナマットは、リネン室といった場所で洗濯します。
いたって簡単で洗剤を入れてドラム式洗濯機にサウナマットを放り込むだけです。
お客さんが多くてサウナマットの交換サイクルが早まるとサウナマットの枚数が足らなくなることがあります。
なのでここはサウナマットの枚数や洗濯が終わる時間を計算しながら交換サイクルしないといけません。
ここは緊張が走る場面のなかでお客さんからマット交換の依頼されてしまうのが、つらい状況となるところです。
- 扇風機のホコリ掃除
- コインロッカーのチェック&清掃
- ござを干す
- きれいなマットをサウナへ移動
閉店作業はほとんどシフトに入ることがなかったので、だいたい清掃と明日の準備をする程度でした。

銭湯でアルバイトをするなら生真面目な人はキツい
銭湯バイトでここがきつかったことを挙げていきます。
- 裸足だったので疲れがたまりやすい
- OB処理
- 手を抜く従業員がいると時間がかかる
- マット交換で汗だくになる
- 夏・冬の露天風呂の移動が辛い
- 時給が安い
- 暇地獄
裸足だったので疲れがたまりやすい
スリッパを履いている他の銭湯もあるかと思います。
しかし私が勤務したいた銭湯では常に裸足でした。
勤務時間内はずっと裸足で立ち仕事なので足の負担がかかり疲れがたまりやすくなります。
特に露天風呂の床は石を使っていたので自分の体重がもろに負担がかかってくるのです!
OB処理
OB処理とは、いわゆる汚物です。
トイレからウンチがはみ出ていたり、年寄りのおじいちゃんが漏らしたことをさす専門用語でした。
幸いにもほとんど処理することがなかったのでどんな感じでやっていたのか知りません。
手を抜く従業員がいると時間がかかる
必ずどこでもめんどくさいからといって手を抜く従業員がいます。
サボった人のあとの洗い場にある鏡やカランについた水垢が取りにくくなります。
その分きれいにするのに時間がかかってしまいます。

マット交換で汗だくになる
サウナのマット交換はさっとやらないと熱中症になりやすくなるので注意が必要です。
しかし協力をしてくれないお客さんがいるとかえって時間がかかります。
使用したマットを半分取り出してすぐに交換してから残りを交換する手順でやっていました。
私の場合だとありがたいことに常連客の人に手伝ってもらい、すんなりサウナマットの交換をすることができました。
夏・冬の露天風呂の移動が辛い
露天風呂の夏場はやけどしそうになり、また冬では氷の上を歩いているかのような冷たさの経験をします。
裸足なのでまともだったのでかなり辛かったです…。
時給が安い
当時の時給は800円だったと思います。
6時間勤務と雇用保険の加入契約でした。
しかしその時期はちょうどリーマンショックが重なりました。
ひどい不景気に陥っていたため労働時間は3~4時間となっていました。
また雇用保険も加入できずに極貧バイト時代が続きました…。

暇地獄
定期的にやることや時間が決まっています。
しかしやることを終えてしまうと今度は急激にすることがなくなってしまいます。
そんな日だとただただ時間が過ぎないといった地獄の暇な時間が訪れてしまうのです!
ただじっとするのが嫌だったので何回も掃除をしたり、店内を見周りをしたりしても時間は一向に過ぎず…でした。
スーパー銭湯の勤務で良かった点
しかしそんな中でも良かった点があります。
- 常連客と仲良くなる
- 同僚にも高評価
- 従業員割引や優待制度がある
常連客と仲良くなる
こまめに掃除を徹底している姿を見て常連客の人から声を変えてもらい仲良くさせていただくことがありました。
「サウナマットの交換をするときには声をかけてくれ、そうしたら一緒に手伝うから」っといって下さり、「安くておいしいビールがあるから今度飲んでみぃ」を気さくに声をかけてくれました。
接客業の醍醐味はお客さんと仲良くなるといったまさにこれに尽きると思います。

同僚にも高評価
もともと掃除をすることが好きだったので、洗い場のカランや桶などきれいにするように心がけていました。
そんな姿にともに一緒に働く同僚から「私が入った後の掃除が楽」と評価してもらました。
従業員割引・優待制度がある
勤務後は無料で風呂に入れることができました。
また割引券をもらうこともありました。
- 体力がある
- 健康なあるいは健康維持ができている
- 適当
- 周りを氣にしない
などは恐らく大丈夫かと思います。
興味本位でやってみると仕事がきつくて辞める人が続出するので要警戒が必要となります。
大げさに聞こえるかもしれませんが、実際に勤務したスーパー銭湯では入れ替わりが激しかったです。
勤務時間もバラバラなことが多々ありました。

まとめ
スーパー銭湯のバイトをおすすめしない理由とは何か?4選を挙げてきました。
- スーパー銭湯での基本業務が地味で暇
- 余裕な時間や人がいないとできない作業
- 銭湯でアルバイトをするなら生真面目な人はキツい
- スーパー銭湯の勤務で良かった点
その当時の平日だとかなり暇な時間が多かった氣がします。
金曜の夜と土・日・祝日だと忙しくて予定通りに仕事が回らないこともありました。
スーパー銭湯での仕事で一番つらいことは、季節や気候によっての暑さや寒さのよるものが多いです!
しっかりと体調管理をしていないと熱中症で倒れそうになったり、寒さで風を引きそうになったりします。
スーパー銭湯に興味があれば、ぜひ勤務してみてはいかがでしょうか?
今でもスーパー銭湯は人手不足ですが、ある程度の待遇は改善されているでしょう。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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