記事投稿日:2021年5月11日 最終更新日:2023年3月18日
確定申告時期になると毎回苦労している人がいます。
私は毎年、会社の年末調整をせずに自宅のパソコンで確定申告書を作成しています。
確定申告と聞くとこんな疑問や不安を何度も聞いたことがありました。
- 確定申告する条件がそもそも分からない
- 確定申告なんて難しそう
- 毎年やっているけどいつも申告の仕方を忘れる
- 確定申告をするのがめんどう
- 税務署で確定申告をするが、いつも混雑している
など挙げればキリがありません。
私の周りでもそうでしたが、確定申告について苦手意識を持っている人が多いことが分かります。
今回は税務署の短期バイトの経験で確定申告は簡単にできるという記事内容となっています。
私は税務署の短期バイトで確定申告初の作成補助として勤務していた経緯があります。
確定申告は一度覚えると10分ほどで作成できるほど簡単にできます。

どうも、記事を書いるたんたんです。
税務署勤務歴:3回
税務署の短期アルバイトは毎年1月~3月15日まで。
- 確定申告の作成補助
- パソコン入力
- 書類整理
確定申告の作成時間:10分
毎年確定申告しています。
逆に年末調整をしたことがありません。
実際に私が体験したことです。
- 確定申告書が簡単に作成することができる
- 確定申告の苦手意識がなくなる
- 税務署で確定申告書を作成する列に並ばなくても良くなる
- 税金の知識が身につく
- 節税の仕方が分かる
まずは確定申告をしないといけない人は
- 2か所以上の給料をもらっている人
- 年金受給者
- 年末調整に間に合わなかった人
- 個人事業者
が対象となります。
勤め先がある人だと年末調整をするので、確定申告をする必要がありません。
確定申告の知識がつくとこんなメリットなことがあります。
- 確定申告書が10分ほどで作成ができる
- 所得税・住民税の節税ができる
- 株式譲渡の損失ぶんが3年分を繰越ができる
- 事業所得の青色申告書の書き方が分かる
- 適正な価格で税理士と相談ができる
経験者の私から言わせてもらうと税務署で確定申告のバイトは早い段階から経験するべき仕事の1つです!
大学生のときに一度経験すると社会人になったときに役に立つ知識です。
税務署で短期バイトをするだけで難しいイメージのある確定申告はたったの10分程度で簡単に作成することができます。
税務署の短期バイトの経験で確定申告は簡単にできる!6選
私が試しに税務署で確定申告をした感想は
- 確定申告書が10分ほどで作成ができる
- 所得税・住民税の節税ができる
- 確定申告の苦手意識がなくなる
税務署ではたくさんの事例で確定申告書を作成します。
- 専門用語を覚えること
- 納税者に説明の仕方
- パソコン操作の補助
最初は知らない専門用語があるので、それを覚えることです。
そして納税者に意外に理解してもらえるか説明も意外と大変でした。
確定申告書を作成するのにパソコンを使用するので、パソコンを使えない人に教えることもあります。
それを9:00~17:00までひたすら同じことを繰り返していきます。
確定申告の知識が身につくと所得税や住民税の節税に役立ちます。
勤め人の節税はほとんどできない仕組みになっていますが、わずかながらでもできます。
税務の短期バイトの経験で確定申告の苦手意識がなくなるので、毎年の確定申告は自宅のパソコンで10分ほどで作成ができます。
なので混雑している税務署で確定申告書を作成する必要がなく、提出するだけを終わります。

- 確定申告書の時期は納税と還付で違う
- 税務署の短期バイトの職務内容の流れ
- 税務知識が仕事で覚えるため非常に効率が良い
- 給与所得者でもできる節税対策
- 税務署の短期バイトをするおすすめな年齢
- 税務署経験は就活には有利なのか?
確定申告書の時期は納税と還付で違う
よくテレビ・新聞や街でもポスターで申告時期を見ることがあります。
実は納税と還付される人で申告時期が違うことをご存じだったでしょうか?
納税対象の申告時期
納税対象の申告時期はみなさんがご存じのとおり以下の日となっています。
毎年2月15日~3月15日まで
ただし2月15と3月15日が土・日・祝日だと日にちがズレます。
※2021年はコロナ禍とあって4月15日まで延長されていました…。
納税対象になった人はこの時期を超えると延滞金がかかります。
還付対象の申告時期
還付とは、税金を払いすぎた人に返金することをいいます。
だいたいの人は年金受給者が多いです。

還付される場合は、基本的に申告期限がありません。
ただ申告しないと還付金がもらえない状態になるだけです。
税務署の短期バイトでは1月中旬~2月14日までは慣れる期間で主に還付される人がメインとなります!
税務署の短期バイトの職務内容の流れ
主な職務内容は、以下の通りです。
- 確定申告時期の1月~3月まで期間
- パソコンで納税者の確定申告書の作成の補助業務
- 納税申告者に確定申告書の各控除ついての説明
- 納税か還付になったことについての説明
確定申告時期の1月~3月まで期間
三が日を過ぎると税務署の短期バイトの募集が始まります。
私の場合は1月下旬から勤務していました。
この時期は簡単なほぼ年金受給者のみなので、ここでゆっくりと覚えることができます。
だいたい2月15日か2月末で終わることが多いです。
3月までは忙しい管轄の税務署か消費税の申告をする人ぐらいとなります。

最初は税務署のバイトは難しくて大変
慣れない用語やパソコン操作を納税者に教えることもあるので、慣れるまでかなり大変です。
実際にやってみてすぐに辞める人もいました。
知識がゼロの状態で納税者に接することになるので不安が勝るのでしょう!
パソコンで納税者の確定申告書の作成の補助業務
主な業務は、パソコンでの入力がメインとなります。
基本的には納税者(=確定申告書の提出者)がパソコンを使って入力してもらいます。
- パソコン操作の補助
- 各項目の説明
- 入力の補助
添付書類には源泉徴収票、生命保険料、ふるさと納税証明書などがあります。
※去年(=2022年)から源泉徴収表の添付義務がなくなりました。
添付書類の印字された金額通りにパソコンで入力するだけで完成します。
入力するだけならすごく簡単です。
補助者の説明がないとパソコン操作のできない納税者がいます。
納税申告者に確定申告書の各控除ついての説明
納税者にはパソコンを操作してもらいながら、確定申告書を作成してもらいます。
ほぼ一つ一つの項目に対して分かりやすく説明をすることになります。

たんに喋りたいからわざわざ来署される納税者もいますが…。
年金受給者に多く見られるのが国民健康保険料を付けていないことです。
金額が分からなくても市役所で確認すれば控除することができます。
国民健康保険料は金額さえ合っていれば、添付義務はありません!
納税か還付の説明後に申告書を提出
最後に入力し終わったあとに納税あるいは還付になのかを説明して終了となります。
先ほどまで笑顔だった納税者が納税になった途端に激怒する人がいます。
「税金泥棒」とののしってくる納税者がときどきいます。
納税になるといつもドキドキしながら仕事しないといけません。
税務知識が仕事で覚えるため非常に効率が良い
基本的な作業はパソコンで数字の入力するだけがメインです。
しかし実際には納得してもらえるように納税者に説明する必要があります。
確定申告書の知識をすぐにインプットができる
短期アルバイトの仕事は納税者の確定申告書を作成・提出するまでの間をお手伝いする仕事。
慣れるまではかなり大変ですが、何人もの数をこなすため次第に簡単に思えるようになります。
最初は分からないことばかりです。
ひたすら税務署の職員や税理士に聞くためすぐさま知識をインプットすることができます。
アウトプットをすることで知識の保持ができる
税務署の職員や税理士に教えてもらったことを納税申告者に説明します。
これを何度も繰り返すので、アウトプットとしてすぐに使えて知識を保持できます。
確定申告書を作成できないだけでこんな手間が生じる
確定申告書が作成ができないだけでこんな手間が出てきます。
- 年1回しか申告しないのですぐに忘れる
- 年に1回とはいえ確定申告書を作成するのがめんどう
- 確定申告書を作成のため混雑している税務署で待機しなければならない
- 確定申告書を作成するためにわざわざ休みを取らないといけない
- 確定申告書はややこしいからやりたくない
などといったことをよく聞くことがありました。
勤め人は会社で年末調整をしてくれるため確定申告することがありません。
年に1回しか申告しないからすぐに忘れるし、ややこしいからやりたくない氣持ちもよく分かります。
毎年、確定申告をしているとわざわざ混雑している税務署へ行くのがやはりめんどうです。
確定申告書のためにわざわざ休みを取ったり、貴重な休みを返上しなければなりません。
しかし確定申告書の知識があれば、自宅で10分で簡単に作成することができます。
また給与所得者でも少しの節税対策をすることができます。
しかも一度覚えた知識は一生忘れることなく使い続けることが最大のメリットです。

確定申告ができるっていうだけで「すごい」って言ってくれます!

給与所得者でもできる節税対策
給与所得者でも少しなら節税対策をすることができます。
納税額は把握していますか?
では、節税対策をする前にそもそも今年の納税額をご存知でしょうか?
だいたいの人は恐らく知らないでしょう!
年末調整をしても勝手に還付あるいは徴収されている程度で見てる人が多いです。
めんどうな確定申告をしてまで納税額を把握する人もいないでしょう。
私は毎年確定申告をしているので国と地方公共団体からどんだけ税金が取られているのか知っています。
納税額を把握をしていないということは節税をすることもできません!
給与所得者でもできる節税対策
給与所得者でも少しなら節税対策できる方法があります。
- 健康保険料
- 国民健康保険
- 国民年金保険料
- ふるさと納税
- 生命保険料
- 医療費
- セルフメディケーション
原則として給与所得の方は、ほとんど節税はできません。
世帯主あるいは一緒に住んでいる状態なら家族分の上記の挙げた項目ならまとめて控除することができます!
家族の中で一番納税額が高い人に合わせて家族分まとめて控除するといった感じです。

節税効果が高いのは、社会保険料です!
なぜなら社会保険料に合算した合計額が控除の対象になるからです。
例えば大学生(=20歳)の子供のがいる場合だと親が国民年金を支払います。
その国民年金は親の社会保険料として合算して控除することができます。
そのため親の年末調整で税金が少し安くなります。
社会保険料以外にはふるさと納税・生命保険料・医療費やセルフメディケーションは控除額の上限が決められています。
そのため節税効果はかなり低くなります。
税務署の短期バイトをするおすすめな年齢
- 高校生※
- 大学生の入学した時
- 大学生の卒業した時
- 公務員試験を目指している人
- 税理士を目指している人
- 専業主婦(=主夫)
社会人になる前に基礎的な所得税(=確定申告)の知識があると税金に対して苦手意識がなくなります。
また専業主婦(=主夫)の人でも勉強がてらと思ってバイトしてみれば実学としてかなり役立ついこと間違いなしで。

確定申告をしているだけでなぜかすごい!って言ってもらえます(笑)。
※高校生が税務署の短期アルバイトができないところがあるかもしれません!
税務署経験は就活には有利なのか?
税理士事務所や経理職に転職をするときに税務署の経験をアピールしても評価をされることはありませんでした。
- 税理士事務所の場合:事務所経験と税法1科目合格あるいは勉強をしている人のほうが重要
- 経理事務職の場合:簿記2級あるい1級の取得者か経理職経験が必須
転職者はどちらも経理事務か税理士事務所の経験がないと採用は難しいです。
また税士事務所では未経験可で簿記2級保持者歓迎という求人に応募して採用されることはありません。
なぜなら税理士事務所では即戦力しか採用していないからです。
所得税、法人税や消費税のいづれかの科目合格者と事務所経験の武器がないと採用までの道のりは長いと思ったほうがいいです。

まとめ
税務署の短期バイトの経験で確定申告は簡単にできる!6選を挙げてきました。
- 確定申告書の時期は納税と還付で違う
- 税務署の短期バイトの職務内容の流れ
- 税務知識が仕事で覚えるため非常に効率が良い
- 給与所得者でもできる節税対策
- 税務署の短期バイトをするおすすめな年齢
- 税務署経験は就活には有利なのか?
所得税の基礎知識を効率よく身に付けるには税務署の短期アルバイトをすることです。
- 税務署職員と税理士から知識をインプットができる
- インプットした知識で納税者に説明というアウトプットができる
- 実務経験を得ながら給料がもらえる
- 確定申告書が10分ほどで作成ができるようになる
税法はかなり難しいため苦手意識を持つ人が多いです。
しかし年の1回は必ず関わってきます。
自分で確定申告すること、年末調整をじっくり見つめ直してみると勉強になるのではないでしょうか!
少しの節税ができて税の知識や仕組みを理解することができるので、お得なバイトだと私はおすすめいたします。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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